Googleドライブにあるファイルを別のフォルダに移動するGAS(Google App Script)プログラム

Googleドライブ上にあるファイルを別のフォルダに退避させたり、指定したフォルダに格納していきたいときに使えるGASのご紹介です。Googleドライブを自由自在に使うためには必須の機能ですね。

どんなときに使える?

  1. 整理と分類:
    • 大量のファイルがある場合、特定の条件を満たすファイルを別のフォルダに整理したり分類したりできます。
  2. 自動バックアップ:
    • ドキュメントやスプレッドシートなどの重要なファイルを定期的に別のフォルダに移動し、自動的にバックアップを作成できます。
  3. ワークフローの自動化:
    • 特定のイベントや条件が発生したときに、関連するファイルを別のフォルダに移動することで、ワークフローを自動化できます。
  4. 共有とアクセスの制御:
    • 特定のフォルダにあるファイルを他のユーザーと共有する必要がある場合、このスクリプトを使用してファイルを移動できます。
  5. プロジェクト管理:
    • プロジェクトごとに関連するドキュメントやリソースを別々のフォルダにまとめて管理できます。

プログラムコード

function moveFileToFolder() {
  // 移動させたいファイルのID
  var fileId = '対象ファイルのID';

  // 移動先のフォルダのID
  var destinationFolderId = '移動先のフォルダのID';

  // ファイルを取得
  var file = DriveApp.getFileById(fileId);

  // 移動先のフォルダを取得
  var destinationFolder = DriveApp.getFolderById(destinationFolderId);

  try {
    // ファイルを移動先のフォルダに移動
    file.moveTo(destinationFolder);

    Logger.log('ファイルを移動しました。');
  } catch (error) {
    Logger.log('エラーが発生しました: ' + error.toString());
  }
}

このサンプルプログラムでは、fileIddestinationFolderIdにそれぞれ移動させたいファイルのIDと目的のフォルダのIDを指定してください。moveToにより指定したファイルが目的のフォルダに移動されます。プログラム実行時にログに結果が表示されます。

ファイルIDの調べ方

ドライブでファイルを開いているとき、URLの中に/d/と書かれている部分があります。それに続く長い文字列がファイルIDです。

フォルダIDの調べ方

同様にドライブで移動先のフォルダを開き、URLの中に/folders/と書かれている部分があります。それに続く長い文字列がフォルダIDです。

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