プログラムの概要
Google App Script(GAS)を使用して、指定したファイル名のスプレッドシートを開き、そのスプレッドシートの最終行の行番号を取得するプログラムを作成します。このプログラムは、データの自動取得や処理に利用されます。
Google App Script サンプルプログラム
以下が、ファイル名を指定してスプレッドシートを開き、最終行を取得するためのGASサンプルプログラムです。
function openSpreadsheetAndRetrieveLastRow() {
// スプレッドシートのファイル名を指定
var spreadsheetName = "ここにスプレッドシートのファイル名を入力";
// ファイル名からスプレッドシートを取得
var spreadsheet = getSpreadsheetByFileName(spreadsheetName);
// スプレッドシートが存在する場合は開く
if (spreadsheet) {
// スプレッドシートを開く
var openedSpreadsheet = SpreadsheetApp.openById(spreadsheet.getId());
// 最終行の行番号を取得
var lastRowNumber = getLastRowNumber(openedSpreadsheet);
// ログに表示
Logger.log("スプレッドシートを開きました。");
Logger.log("最終行の行番号: " + lastRowNumber);
} else {
Logger.log("指定されたファイルが見つかりませんでした。");
}
}
// ファイル名からスプレッドシートを取得する関数
function getSpreadsheetByFileName(fileName) {
var files = DriveApp.getFilesByName(fileName);
// ファイルが存在する場合、最初のファイルを返す
if (files.hasNext()) {
return SpreadsheetApp.open(DriveApp.getFileById(files.next().getId()));
} else {
return null; // ファイルが見つからない場合はnullを返す
}
}
// 最終行の行番号を取得する関数
function getLastRowNumber(spreadsheet) {
// アクティブなシートを取得
var sheet = spreadsheet.getActiveSheet();
// 最終行の行番号を取得
var lastRowNumber = sheet.getLastRow();
return lastRowNumber;
}
Google App Scriptプログラムの解説
上記のプログラムでは、指定したファイル名のスプレッドシートを開いて、その最終行の行番号を取得するGASサンプルプログラムを提供しています。
Google App Scriptプログラムの解説
定数と変数
spreadsheetName
: スプレッドシートのファイル名を格納する変数。
関数
openSpreadsheetAndRetrieveLastRow()
: ファイル名指定でスプレッドシートを開き、最終行を取得するメインの関数。getSpreadsheetByFileName(fileName)
: ファイル名からスプレッドシートを取得する関数。getLastRowNumber(spreadsheet)
: 最終行の行番号を取得する関数。
まとめ
このプログラムを使用することで、ファイル名を指定してスプレッドシートを開き、最終行の行番号を手軽に取得できます。データ処理や分析において、初心者でも簡単に利用できるため、是非活用してみてください。また、ファイル名の指定やデータ取得の注意点についても理解し、スムーズにプログラミングを進めましょう。